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こどもの病気コラム感染症
2026年4月6日から5月17日までの感染症まとめ
この記事を監修した医師

小児科専門医/院長
濵野 翔
こんにちは、ベスタこどもとアレルギーのクリニックです。
「今、この地域で何の感染症が増えているのか?」
当院では、地域の皆様の健康管理や予防に直接役立てていただけるよう、クリニックで実際に実施した迅速検査の集計データを定期的に公開することにいたしました。
ご家庭での手洗いうがいの強化や、お子様の体調変化への備えとしてご活用ください。
4月6日から5月17日までの迅速検査の集計データをもとに、最新の流行傾向をまとめました。
集計したところ、インフルエンザや新型コロナは減少している一方で、ヒトメタニューモウイルスや溶連菌、アデノウイルスの流行が目立つといった結果でした。
一つずつ、詳細をみていきましょう。
もくじ
インフルエンザ:現在は落ち着いた状況です
*NODOCA:咽頭所見をカメラで撮影し、AIがインフルエンザかどうかを診断する検査方法です。(A型かB型かの判別はできません。) 痛くないインフルエンザ検査 nodoca
4月前半に少数のB型などの陽性が見られましたが、後半から5月にかけては落ち着いています。急な高熱や関節の痛みが出るのが特徴ですが、現在は大きな流行はない様子です。とはいえ、もし熱が38度以上あり、水分が半日以上とれないような状態が続く場合は受診の目安となります。手洗いやうがいといった基本的な感染対策は、引き続き日々の習慣として行ってください。
新型コロナ:大きく減少傾向にあります
4月中旬をピークに一時期陽性者が増えましたが、ゴールデンウィーク前後から大きく減少しています。現在は落ち着いた状況ですが、ただの風邪と見分けがつきにくいことも多いです。気になる場合は早めにご相談ください。
溶連菌:地域での流行が続いています
4月下旬から5月にかけて陽性者が多く、地域での流行が続いています。発熱とともに、のどの強い痛みや体に赤い発疹が出た場合は溶連菌を疑うサインかもしれません。舌がイチゴのように赤くなることもあります。
アデノウイルス:少しずつ増加の兆しがあります
5月に入り、陽性となるお子様が少し増えてきている印象です。高熱が数日続くことや、目の充血、目やになどが見られるのが特徴です。特効薬はないため、ご自宅でゆっくり休ませてあげることが基本となりますが、熱が続く場合や、目やにがひどく目が開けられないような状態であれば、一度診察にいらしてください。タオルの共有を避けるなど、家庭内での感染対策も大切になります。
RSウイルス:現在は落ち着いています
4月の中旬に数件の陽性が見られましたが、現在は落ち着いています。RSウイルスは特に小さなお子様が感染すると、細い気管支に炎症を起こして咳が長引くことがあります。鼻水吸引や加湿で呼吸を楽にしてあげることが大切です。咳がひどくて夜も十分に眠れていない場合や、息を吸うときに胸がペコペコへこむ様子があれば、悪化のサインかもしれないので早めの受診をお勧めします。
ヒトメタニューモウイルス:急激に増加しており注意が必要です
4月後半から急激に増加し、現在地域で最も注意が必要な感染症となっています。症状はRSウイルスとよく似ており、長引く強い咳や高熱が特徴です。熱が上がったり下がったりを繰り返すこともあります。ゼーゼーとした呼吸音が聞こえたり、熱が4日以上続いて食欲が落ち元気がなくなってきた場合は、我慢せずに早めに受診してください。
まとめ
今回集計したデータから、インフルエンザや新型コロナは減少傾向にある一方で、ヒトメタニューモウイルスや溶連菌、アデノウイルスの流行が目立つ1ヶ月でした。特に長引く咳やのどの痛みを伴う風邪症状には気をつけてあげてください。日々の手洗いうがいはもちろん、タオルの共用を避けるなど、ご家庭内での対策も意識してみてください。
正しい現状を把握することは、確実な予防の第一歩です。インターネット上には様々な医療情報が溢れていますが、当院からは常に「地域のリアルなデータ」と「医学的な根拠」に基づいた情報をお届けし、皆様の子育てをサポートしていきたいと考えています。お子様の体調でご不安なことがありましたら、いつでもお気軽に頼ってください。
おわりに

練馬区の中村橋駅前にある当院では、お子様の症状に合わせて適切な検査や治療を365日ご提案しております。 ご不安なことがあれば、抱え込まずにベスタこどもとアレルギーのクリニックへ気軽にお声がけください。
【医療上の免責事項】
本記事の内容は地域の一般的な感染症の傾向をお伝えするものであり、個別の診断に代わるものではありません。お子様の症状で気になることがあれば、自己判断せずに当院までご相談ください。
この記事を監修した医師
小児科専門医 / 院長 濵野 翔
ベスタこどもとアレルギーのクリニック
当院の記事は、「こどもとご家族に寄り添い、より良い医療を考える」という理念のもと、 小児科・アレルギーの専門医が監修しています。日々の子育てで不安に感じることがあれば、 いつでもご相談ください。
経歴
- 2009年 杏林大学医学部付属病院 初期研修
- 2011~2017年 杏林大学医学部付属病院 小児科
- 2018年 福岡市立こども病院 アレルギー・呼吸器科、2019~2023年 杏林大学医学部付属病院 小児科
専門・所属学会
- 日本小児科学会認定 指導医・専門医
- 日本アレルギー学会認定 専門医
- 日本小児アレルギー学会 ほか関連学会所属
