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痛くないインフルエンザ検査 nodoca
痛くないインフルエンザ検査「nodoca」!
お子さんがインフルエンザの検査を嫌がったり、検査自体を怖いと感じたことはありませんか?従来のインフルエンザ検査では、鼻の奥に綿棒を入れてグリグリするため、大人もこどもも痛みや不快感が大きいものでした。しかし、今、注目されているのが、口の中を撮影し、さらに問診の回答をもとにインフルエンザの診断を行う最新の検査機器「nodoca」です。
nodocaとは?
肌寒くなり、インフルエンザのお子さんがちらほら見受けられるようになってきました。
例年であればこれからインフルエンザが猛威をふるう時期になります。
今回は新しいインフルエンザ検査であるnodocaをご紹介します。
nodocaは、口腔内を撮影するだけでなく、患者さんに症状や発症時期についての問診に答えていただき、その情報と咽頭写真をAIが総合的に判断し、インフルエンザを診断するシステムです。厚生労働省の定める「新医療機器」の承認を、日本で初めて取得したAI搭載医療機器となりました。
nodocaは痛みが少なく、判定結果までの時間が短いうえに、**発症早期(発熱後12時間程度)**でも正確な結果が得られる点が特長です。従来の迅速診断キットでは、発症後24時間以上経過してからでないと正確な結果が得られにくいという制約がありましたが、nodocaではその制約がなく、発熱後12時間程度の早期段階でも診断が可能です。これにより、早期に治療を開始でき、症状が悪化する前に対処することができます。
アイリス株式会社HPより
他のインフルエンザ検査方法との比較
検査方法 | 採取方法 | 結果が出るまでの時間 | 精度 | 痛み | 費用 |
nodoca | 口腔内撮影+問診 | 数秒〜十数秒 | 中 | ほとんどなし | 保険適用 |
迅速診断キット | 鼻腔粘膜擦過 | 15〜30分 | 中 | あり | 保険適用 |
PCR検査 | 鼻咽頭拭い液 | 数時間〜数日 | 高 | あり | 保険適用 |
検査の手順
1.nodoca用の問診を入力する(当院のタブレットを使用します)
2.喉の撮影を行います
3.撮影後、診断を行います
4.医師と今後の治療方針に関して相談します
アイリス株式会社HPより
検査ができる方
- 6歳以上であること
臨床試験が6歳以上のこどもで行われたため、6歳未満のお子さんに関しては診断精度の裏付けがありません。
- 口を大きくあけることができること
のどの奥の写真を撮る必要があるため、カメラくわえる必要があります。
上記の2つが満たされる患者さまで検査をご希望の方はWeb問診でnodoca検査をご選択ください。
注意点
・動いたりしてしまい、きれいな写真が撮れなかった場合は検査ができません
・コロナ検査も同時にご希望の場合は綿棒での検査になります
nodocaの良い点
- 痛みが少ない:従来の検査では鼻の奥に綿棒を入れる必要がありましたが、nodocaは口腔内の撮影と問診のみで完了するため、痛みや不快感がありません。
- 結果が迅速:撮影と問診を終えた後、10~20秒程度で結果が出るため、従来の検査方法に比べて待ち時間が短くすむというメリットがあります。
- 発症早期でも正確な診断:nodocaは、問診とAIによる咽頭写真の解析を組み合わせることで、発熱後12時間程度の早期段階でも正確な診断が可能です。これにより、早期に適切な治療が受けられる点が大きな強みです。
まとめ
nodocaは、痛みがなく、問診と口腔内の撮影により迅速かつ正確に結果が得られる新しいインフルエンザ検査方法です。特に6歳以上のお子さんや従来の検査に抵抗がある方にとって、負担を感じずに検査が受けられる点が大きなメリットです。さらに、発症早期でも正確な診断が可能なため、インフルエンザの初期段階で適切な治療を開始できることが期待されます。
ご不明点やご不安な点がある場合はお気軽にスタッフにお声がけください。