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男の子の包茎とデリケートゾーンの正しいケア方法【ベスタの小児科医が解説】
「おちんちんの皮がむけないけど大丈夫?」「洗い方がわからない…」と悩む保護者の方へ。男の子のデリケートゾーンのケアは、成長とともに変化します。この記事では、小児科専門医が包茎の基礎知識から正しいケア方法までを丁寧に解説。
ベスタこどもとアレルギーのクリニックでは、科学的根拠と専門医(小児科・アレルギー科)監修による信頼性の高い情報提供を心がけています。 当クリニックは、西武池袋線「中村橋駅」から徒歩1分とアクセスしやすく、練馬区、中野区、杉並区、西東京市など西武線沿線にお住まいの多くの保護者の皆様にご利用いただいております。アレルギー専門外来やおねしょ(夜尿症)外来といった専門的な診療に加え、365日診療体制で、急な体調変化にも対応できる点が強みです。 当院の理念「こどもとご家族に寄り添い、より良い医療を考える」に基づき、お子様一人ひとりの状況と保護者の方のお気持ちに寄り添った医療を提供いたします。
はじめに:包茎とは?
包茎とは、亀頭が包皮に覆われている状態を指します。新生児や乳幼児の多くは自然に包茎であり、成長とともに徐々に包皮がむけていきます。このような「生理的包茎」は病気ではなく、特別な治療を必要としないことが一般的です。
正しいおちんちんの洗い方
【基本の洗い方】
- 準備: まずは石鹸やボディソープをしっかりと泡立てます。
- 優しくむく: お子さんが痛がらない範囲で、優しく包皮を根元の方へ下げます。無理に全部むく必要は全くありません。少しでもむければ十分です。
- 洗う: むいた部分に「恥垢(ちこう)」と呼ばれる白いカスや汚れがあれば、泡をつけた指の腹で優しくなでるように洗います。ゴシゴシこするのは厳禁です。
- 流す: ぬるま湯のシャワーで、泡と汚れをしっかり洗い流します。
- 戻す: **これが最も重要です。洗った後は、必ず包皮を元の状態に戻してください。**むけたまま放置すると、腫れて戻らなくなる「嵌頓(かんとん)包茎」という危険な状態になることがあります。
注意点:お子さんが少しでも痛がったり、嫌がったりしたらすぐに中止してください。赤みや傷がつくようなやり方は逆効果です。あくまで「無理なく、優しく」が原則です。
「陥頓(かんとん)包茎」に注意!

強くむくと、包皮が下までめくれてしまい、もとに戻らなくなってしまうことがあります。包皮の締め付けが強いと亀頭が紫色に腫れあがってしまうことがあります。これは「陥頓包茎」(かんとんほうけい)という状態で、緊急事態ですので、すぐに医療機関を受診してください。
元に戻らなくなった場合にご家庭でできる応急処置としては以下の方法がありますが、お子さんが激しく痛がる、亀頭の色がどんどん悪くなる、数分試しても戻る気配がない、という場合は無理をせず、すぐに医療機関を受診してください。
- 亀頭を圧迫する: 数本の指で、腫れている亀頭全体を数分間、ぎゅーっと圧迫し続けます。「おにぎりを握るように」優しく、しかし均等に圧力をかけて、全体のむくみ(腫れ)を減らすイメージです。亀頭全体をぎゅっと押さえつければ、血は抜けていきます。
- 包皮を戻す: むくみが少し引いたら、亀頭を押し込みながら、包皮をゆっくりと前に引き上げてかぶせます。
治療の介入が必要になる包茎のサイン⚠
基本的には経過観察でよい包茎ですが、以下のような症状が見られる場合は治療を検討する必要があります。
- おしっこの時に、おちんちんの先が風船のように大きく膨らむ(バルーニング現象); 毎回強く膨らみ、排尿に時間がかかったりする場合はご相談ください。
- 亀頭包皮炎などの尿路感染症を繰り返す: 包皮の先端が赤く腫れたり、膿が出たりする「亀頭包皮炎」を繰り返す場合。
- 思春期以降の問題: 小学校〜中学生になっても全くむけず、衛生状態が保てなかったり、本人が気にしていたりする場合。
これらの症状があれば、当クリニックの365日診療体制をご活用ください。上記に当てはまらなくても、包茎がきつく、将来的な心配がある場合も是非ご相談ください。
治療法:お薬とホームケア
ステロイド軟膏の塗布が最も一般的な治療法です。包皮の先端の硬い部分に少量のステロイド軟膏を塗ることで、皮膚が柔らかくなり、むけやすくなります。医師の指導のもと、ご家庭で1〜2ヶ月程度続けていただきます。この治療だけでも、たいていは改善していきます。
抗生物質の使用(感染がある場合): 亀頭包皮炎を起こしている場合は、抗生物質の飲み薬や塗り薬でまず炎症を抑えます。

💡よくある質問
保護者の方からよくいただく質問をまとめました。
Q1: 包茎は何歳までに治るべきですか?
A1:多くの場合、思春期(10〜15歳頃)までに自然に包皮がむけてきます。特に症状がなければ、慌てる必要はありません。ただし、本記事の「治療の介入が必要になる包茎のサイン」で挙げたような症状(排尿トラブル、繰り返す炎症など)がある場合は、年齢に関わらずご相談ください。
Q2: 包皮を無理にむく必要がありますか?
A2: 無理にむくことは避けてください。痛みや傷の原因となる可能性があります。自然な範囲でのケアを心がけましょう。
Q3: どのような場合に受診すべきですか?
A3: 排尿時に毎回強く膨らんで痛がる、亀頭包皮炎を繰り返す、小学校高学年以降も全くむけない場合、将来的な心配がある場合はご相談ください。包皮がむけて戻らなくなった(嵌頓包茎)などの場合は、すぐに受診が必要です。当クリニックでは、365日診療を行っておりますので、土日や祝日でも対応可能です。
おわりに(保護者の皆さまへ)
男の子のデリケートゾーンのケアについて、不安や疑問をお持ちの保護者の方は多いかと思います。大切なのは、正しい知識を持って、日々のケアを丁寧に行い、心配なサインを見逃さないことです。当クリニックでは、小児科専門医が在籍し、365日診療を行っております。練馬区・中野区・西東京市など西武線沿線にお住まいの方々の子育てをサポートいたします。お気軽にご相談ください。
関連リンク
腎臓専門外来の案内:https://www.besta-kids.jp/special-outpatient/#link03
検尿異常:https://www.besta-kids.jp/2025/05/09/1745/
肉眼的血尿:https://www.besta-kids.jp/2025/05/02/1687/
ネフローゼ症候群:https://www.besta-kids.jp/2025/05/24/1852/
慢性糸球体腎炎:https://www.besta-kids.jp/2025/09/01/2649/
溶連菌感染後急性糸球体腎炎:https://www.besta-kids.jp/2025/08/28/2574/
尿路感染症:https://www.besta-kids.jp/2025/05/02/1666/
包茎:https://www.besta-kids.jp/2025/05/16/1823/
夜尿:https://www.besta-kids.jp/2025/05/16/1773/
監修者
ベスタこどもとアレルギーのクリニック 院長 濵野翔
日本専門医機構認定小児科専門医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
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この記事を監修した医師
小児科専門医 / 院長 濵野 翔
ベスタこどもとアレルギーのクリニック
当院の記事は、「こどもとご家族に寄り添い、より良い医療を考える」という理念のもと、 小児科・アレルギーの専門医が監修しています。日々の子育てで不安に感じることがあれば、 いつでもご相談ください。
経歴
- 2009年 杏林大学医学部付属病院 初期研修
- 2011~2017年 杏林大学医学部付属病院 小児科
- 2018年 福岡市立こども病院 アレルギー・呼吸器科、2019~2023年 杏林大学医学部付属病院 小児科
専門・所属学会
- 日本小児科学会認定 指導医・専門医
- 日本アレルギー学会認定 専門医
- 日本小児アレルギー学会 ほか関連学会所属
