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【子供の長引く熱・しこり・あざ】風邪じゃない?小児がん初期症状7つのサインを小児科専門医が解説|練馬区中村橋
この記事を監修した医師

小児科専門医/院長
濵野 翔
子どもの長引く熱、しこり、不自然なあざなど、小児がんを疑うべき7つのサインやその他の気になる症状を小児科専門医が解説します。血液検査やエコー検査を用いた初期診断についても詳しくお伝えします。
「熱がなかなか下がらなくて、、」
「首にしこりを見つけたのですが、」
「最近、元気がないなと思って、、」
このような保護者の何気ない一言がきっかけとなり、悪い病気(小児がん)が発覚した、といったことは小児科医視点では決して珍しいことではありません。
小児がんは希少な病気ですが、万が一の際に早期発見できるよう、気をつけていただきたい7つのサインとその他の症状を解説します。
もくじ
「ただの風邪じゃないかも」小児がんを疑う7つのサイン

風邪だと思っていたら、実は重大な病気が隠れていたというケースはゼロではありません。
小児科医の視点から、特に注意して観察していただきたい変化をまとめました。
サイン1:抗生剤が効かない、2週間以上続く発熱
一般的な風邪であれば、数日から1週間程度で熱は下がってきます。 しかし、咳や鼻水がないのに2週間以上も熱が続く場合は注意が必要です。 抗生剤を飲んでも熱の勢いが全く落ちない時は、血液の病気などを疑うサインとなります。
サイン2:首やあごなどにある、大きくて硬いしこり
「子どもの首にコロコロしたものがある」というご相談もよく受けます。 風邪でリンパ節が腫れているだけの柔らかいしこりなら、多くは心配いりません。
ですが、2〜3センチ以上ある、石のように硬い、周囲にくっついて動かないしこりは要注意です。
サイン3:ぶつけていないのに増える不自然なあざや出血
子どもはよくあざを作りますが、背中など通常はぶつけない場所のあざには警戒します。
また、鼻血がなかなか止まらないといった症状も、血液検査を検討する重要な目安です。
小児がんの中では白血病が最も高い割合を占めており、早期の血液検査が発見の鍵となります。
サイン4:夜中に目を覚ますほどの強い手足や体の痛み
夕方から夜に痛がるも、夜はぐっすり眠り、翌朝にはケロッとしているなら、いわゆる成長痛のことが多いです。
しかし、痛みが強くて夜中に起きてしまう場合は、単なる成長痛ではない可能性があります。
同じ場所が腫れている、足を引きずっている時は、早めの受診をお勧めします。
サイン5:朝方に頭を痛がって何度も嘔吐を繰り返す
胃腸炎でもないのに、特に朝起きた時に頭痛と嘔吐を繰り返す症状にも注意が必要です。
脳に腫瘍などができている場合、脳を包む空間の圧力が高まり、こうした症状が出ます。
サイン6:異常な顔色の悪さや、遊ばずにすぐ横になる極端な疲れ
子どもは熱があっても比較的元気に遊ぶことが多いものです。
しかし、唇や顔色が真っ白で、少し動いただけで息切れして横になってしまう場合は要注意です。
血液を作る機能が低下して、強い貧血を起こしている可能性があります。
サイン7:お腹が不自然に膨らんでいる、または硬いしこりがある
幼児期はぽっこりお腹が普通ですが、左右どちらかだけが異常に出っ張っている時は警戒します。
また、お風呂上がりなどに体を拭いていて、お腹の奥に硬い塊に触れる場合も受診のサインです。
内臓に発生する腫瘍が隠れている可能性があります。
その他にも気をつけたい「いつもと違う」症状

上記の7つのサインに当てはまらなくても、気になる変化には注意が必要です。
たとえば
- 片方の目が不自然に飛び出している
- 黒目の中が白く光って見えるといった眼の症状
- 顔の半分が動かしにくい
- 歩き方が急におかしくなった
などの症状です。
違和感が続いたときは何度も「再受診」!(論文からわかること)

最初の診察で、がんを疑えた医師はたった20%
【当院でできること】積極的な血液検査、痛みのないエコー検査(練馬区中村橋)

練馬区貫井にあるベスタこどもとアレルギーのクリニックでは、疑わしいサインがある場合に積極的な血液検査を実施し、迅速な初期評価に努めています。
また、お腹や首のしこりに対しては、超音波検査外来にて被曝や痛みのないエコー検査で精密に確認し、高度な医療が必要と判断した場合は速やかに専門病院へ連携いたします。
FAQ

Q: 熱が何日続いたら血液検査をしたほうがいいですか?
A: 咳や鼻水などの明らかな風邪症状がないまま、1週間以上熱が続く場合は受診の目安となります。当院でも必要に応じて積極的に血液検査を行っていますのでご相談ください。
Q: お腹や首のしこりのエコー検査は子どもにとって痛いですか?
A: エコー検査は、皮膚に温かいゼリーを塗って機械を当てるだけなので痛みはありません。中村橋駅近くの当院でも実施可能ですので、しこりが気になる場合はお越しください。
Q: 白血病かどうかは、普通の血液検査でわかりますか?
A: 一般的な血液検査(血算)で、白血球や赤血球、血小板の数に異常がないかを確認することで、白血病の可能性を初期評価することができます。異常があれば専門機関へすぐにご紹介します。
Q: 痛がる場所が日によって違う場合も要注意ですか?
A: 日によって痛む場所が変わる場合は、成長痛であることが多いです。一方で、毎日同じ場所を痛がり、だんだん痛みが強くなる場合は、骨の病気などを疑うサインとなります。
Q: 「いつもと違う」という直感だけで受診しても迷惑になりませんか?
A: 全く迷惑ではありません。毎日お子様を見ている保護者の方の違和感は、病気を見つける大きなヒントになります。迷った時はためらわずに受診をお勧めします。
A: もちろんです。ぜひ遠慮せずに、何度でも繰り返しご相談ください。小児科医の立場から見ても、「たった一度の受診で全てを見極めること」は極めて困難な場合があります。
最初は「大丈夫」と診断された場合でも、以下のような時はぜひ「再受診」をしてください。
- 「熱が下がらない」「痛みを訴え続けている」「しこりが消えない」など、症状が持続している時
- 親御さんから見て「やっぱりいつもの様子と違って、何かがおかしい」という違和感が消えない時
医療上の免責事項
本記事は一般的な医学的情報の提供を目的としており、個別の症状に対する診断を下すものではありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず、速やかに医療機関を受診し医師の診察を受けてください。
この記事を監修した医師
小児科専門医 / 院長 濵野 翔
ベスタこどもとアレルギーのクリニック
当院の記事は、「こどもとご家族に寄り添い、より良い医療を考える」という理念のもと、 小児科・アレルギーの専門医が監修しています。日々の子育てで不安に感じることがあれば、 いつでもご相談ください。
経歴
- 2009年 杏林大学医学部付属病院 初期研修
- 2011~2017年 杏林大学医学部付属病院 小児科
- 2018年 福岡市立こども病院 アレルギー・呼吸器科、2019~2023年 杏林大学医学部付属病院 小児科
専門・所属学会
- 日本小児科学会認定 指導医・専門医
- 日本アレルギー学会認定 専門医
- 日本小児アレルギー学会 ほか関連学会所属
