過敏性腸症候群
お子様のこんなお悩みはありませんか?
- お腹が痛くて学校に行けない日がある
- トイレが近くて外出や遠足が不安
- 試験や発表の前になるとお腹の調子が悪くなる
その症状は、過敏性腸症候群(IBS)かもしれません。
一人で抱え込まず、まずはご相談ください。
IBSセルフチェックリスト
以下の項目に当てはまるものはありますか?
- 腹痛や腹部の不快感が週に1回以上ある
- 排便すると腹痛が楽になる
- 下痢・便秘、またはその両方が繰り返される
- お腹の張りやガスが気になる
- 学校・試験・イベント前になると症状が悪化する
- 症状が3ヶ月以上続いている
- 検査を受けたが異常なしと言われた
3項目以上当てはまる場合は、一度ご相談ください。
※このチェックリストは受診の目安です。診断は医師が行います。
過敏性腸症候群(IBS)とは

過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)は、腸に炎症や潰瘍などの器質的な異常がないにもかかわらず、腹痛・下痢・便秘・お腹の張りなどの症状が慢性的に続く疾患です。
子どもにも多く見られ、学校に行けない・給食が食べられないなど、日常生活や学校生活に大きく影響することがあります。
主な症状
- 繰り返す腹痛・腹部不快感(排便にて症状が楽になる)
- 下痢・便秘、またはその繰り返し
- お腹の張り・ガス
症状が出やすいタイミング
- 学校の試験や発表の前
- 遠足・修学旅行などのイベント前
- 環境の変化(進学・転校など)
IBSはストレスや自律神経の乱れが深く関係しており、「気持ちの問題」ではなく、れっきとした疾患です。
適切な治療と生活指導で症状を改善することができます。
主な治療法
- 食事指導(食物繊維・水分・FODMAP食事法など)
- 生活習慣の改善(運動・排便習慣・睡眠)
- お薬による治療
- ストレスへのアプローチ
IBSと間違えやすい疾患
腹痛・下痢・便秘が続く場合、IBSと似た症状を持つ他の疾患が隠れていることがあります。
当クリニックではしっかりと鑑別を行い、適切な診断・治療につなげます。
-
クローン病
小腸や大腸に慢性的な炎症が起きる疾患。腹痛・下痢・体重減少などの症状が出ます。
IBSと異なり、血液検査や内視鏡検査で異常が見つかります。 -
潰瘍性大腸炎
大腸の粘膜に炎症や潰瘍が生じる疾患。血便・下痢・腹痛が特徴です。
IBSでは血便は出ないことが多く、この点が鑑別のポイントになります。 -
感染性腸炎
ウイルスや細菌による腸の炎症。急性で発熱を伴うことが多いです。
症状が短期間で回復する場合は感染性腸炎の可能性があります。 -
食物アレルギー・乳糖不耐症
特定の食べ物を食べた後に腹痛・下痢が起きる場合、食物アレルギーや乳糖不耐症の可能性があります。当クリニックはアレルギー専門クリニックのため、この領域も総合的に対応しています。
受診の流れ
-
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2問診
いつから・どんな症状か・生活環境などを詳しくお聞きします。学校生活への影響についても遠慮なくご相談ください。
-
3診察・検査
必要に応じて血液検査・画像検査などを行い、他の疾患との鑑別を行います。
-
4治療・生活指導
お子さんの状態に合わせて、食事・生活習慣の指導とお薬の処方を行います。
-
5経過観察・フォローアップ
定期的に状態を確認しながら治療を続けます。学校生活の状況なども含めて継続的にサポートします。
保護者の方へ|お子さんのサポート方法
「またお腹が痛い」と言うお子さんを前に、どう対応すればいいか悩む保護者の方は多くいらっしゃいます。
学校への伝え方
IBSは目に見えない症状のため、学校側に理解してもらいにくいことがあります。
診断書や医師の意見書をもとに、担任の先生や養護教諭に状況を説明することをおすすめします。当クリニックでは必要に応じて書類の作成も対応しています。

学校との連携について
必要な場合は、学校のスクールカウンセラーや養護教諭との連携についてもご相談ください。
医療と学校が連携することで、お子さんの回復をより効果的にサポートできます。
家庭でできること

- 規則正しい食事と睡眠を心がける
- 排便の習慣をつける(朝食後にトイレに行く時間を作る)
- 「また仮病だ」と思わず、症状をありのままに受け止める
- プレッシャーをかけず、学校を休むことを責めない
担当医師のご紹介

青枝 裕太郎 先生Yutaro Aoshi
専門:小児消化器・過敏性腸症候群
先生からのメッセージ
佼成病院にてIBS診療、腹部超音波検査の研鑽を積み、また小児IBD患者の入院管理や上下部内視鏡検査にも関わってきました。以降は大学病院にてIBSやその他の機能性消化管疾患患者の外来・入院管理を継続しておりました。
現職でも、他院の小児消化器医との定期勉強会で学び合いながら、IBS診療を続けています。
おなかの調子は気持ちの変化と密接に関わります。それゆえに症状があっても言い出せなかったり、様子をみてしまう方がおられますが、腹痛は日常生活が大きく制限される、つらい症状です。お困りの方はおひとりやご家族だけで悩まず、いつでもクリニックにご相談ください。
経歴
- 2019年
- 林大学医学部付属病院
初期研修 - 2021年
- 杏林大学医学部付属病院
小児科 - 2022年
- 立正佼成会附属佼成病院
- 2023〜2024年
- 杏林大学医学部付属病院
小児科 - 2025年
- ベスタこどもとアレルギーのクリニック
(現職)
所属学会・資格
- 日本小児科学会 専門医
- 日本小児栄養消化器肝臓学会
よくあるご質問
皆さんの気になる疑問に、院長のはまの先生がお答えします!
-
Q
子どもでもIBSになりますか?
-
A
はい、IBSは子どもにも多く見られます。特に小学校高学年から中学生に多く、学校のストレスや環境の変化が引き金になることがあります。
-
Q
他の病気が隠れていないか心配です。検査は行いますか?
-
A
他の疾患との鑑別のため、血液検査や画像検査を行う場合があります。またIBSは検査で異常が出ないことが特徴のため、症状や生活背景をしっかりお聞きすることも大切です。
-
Q
何科を受診すればいいかわかりません。
-
A
腹痛や下痢・便秘が続く場合はまず小児科にご相談ください。当クリニックでは消化器を専門とする青枝医師が対応いたします。
-
Q
どのくらいで改善しますか?
-
A
症状の程度やお子さんの状況によって異なりますが、IBSは比較的長期に治療を行い、少しずつ改善をみていくことが多い疾患です。そのため定期的な継続がとても大切です。
-
Q
保険は適用されますか?
-
A
診察・検査は保険診療の範囲で対応しています。詳しくは受診時にご確認ください。
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