予防接種
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結核
結核菌による感染症です。結核菌はとても伝染力が強く、感染している人が近くにいた場合、抗体がないとすぐに伝染してしまう可能性があります。日本は結核患者が多いわけではないですが、少なくもなく、乳児期でのBCG接種が推奨されています。BCG接種の...
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ロタウイルス感染症
ロタウイルス感染に伴う胃腸炎は症状が重篤化しやすく、点滴加療が必要な脱水症を呈することが多いです。嘔吐回数も多く、水様性の下痢も出てくるので脱水が進みやすいのです。ロタウイルスは種類が多く、5歳までにほぼ全てのお子さんが1回以上罹患するとさ...
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Hib感染症
Hib(ヒブ)とはインフルエンザ菌b型のことです。インフルエンザという名前がついていますが、毎年冬になると流行するインフルエンザウイルスとは異なり、インフルエンザ桿菌という細菌です。Hibによる重症度の高い感染症に細菌性髄膜炎、急性喉頭蓋炎...
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ジフテリア
4種混合ワクチン(DPT-IPV)、2種混合ワクチン(DT)のDのジフテリア菌(Diphtheriae)です。ジフテリアは毒素を産生するジフテリア菌が主にノドなどの上気道をおかす感染症です。毒素により、喉や鼻に偽膜という膜ができ、気道が閉塞...
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ムンプス(おたふくかぜ/流行性耳下腺炎)
発症者と接触後、2~3週間の潜伏期を経て発症し、耳の下が痛みを伴って腫れる感染症です。腫脹は片側の場合もあれば両側腫れてしまうこともあります。ワクチンを接種していない場合、1~2週間で症状が改善します。発症後48時間以内に症状のピークがある...
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インフルエンザ
毎年世界的に流行する感染症です。日本では毎年11月下旬ごろから始まり、翌年の1~3月頃に流行することが多いです。ウイルスの型が毎年、少しずつ異なるため、毎年ワクチンを作り変えて接種する必要があります。一般的には毎年少しずつ抗原性が変化するの...
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B型肝炎
毎年約2万人がかかっている感染症です。非常に感染力が強く、B型肝炎を持っているお母さんから分娩の時に子どもに感染したり(母子感染)、ウイルスに汚染された他の人の血液が自分の血液と混じることで感染(水平感染)することが知られています。B型肝炎...